お茶の愛葉園 は、現在準備中です。
2020/05/28 10:07
こんにちは、お茶の愛葉園管理人のチャバティ64です。
いくつになっても人は変わらないものです。
知識は増え、世間体を気にして自分を抑制しているだけです。
本質は何も変わりません。
永遠の17歳はどこにでもいるのです。
どこを見ているかは、その人次第ですけどね。
仕事はいい香りのするお茶の販売員をしています。
BASEショップで「お茶の愛葉園」(あいばえん)
というネットショップを趣味で運営しています。
よろしくお願いします。
新茶始まるよ~
ボクの筋トレ仲間にYじいという77歳のおじいちゃんがいます。
最近、体調を崩したYじいに、たまたま車に積んでいた手持ちの番茶をあげました。
うちで取り扱っている「太陽の番茶 500g 875円(税込み)」の激安商品ですが…(笑)
夏の太陽を浴びた強い葉を持つ番茶は「低カフェインで高カテキン」という特性を持っていてうがいにも良いんです。
抗ウイルスには緑茶(番茶)がいいですよ!
それが、思わぬ記憶を呼び起こしたんです...
その夜、Yじいから携帯にメールが来ました。
メールの内容はこんな感じです。
「早速、番茶を飲みました」
「小さい頃に飲んでいた味そのものでした」
「うちは貧乏だったので、いつも番茶だったんです」
「いつの間にか贅沢になってたんですね」
「思い出の味、ありがとうございました」
ボクは読み終わり、つぶやきました。
「おいおい、うちは白湯(さゆ)だったぞ?」
「そのクセが抜けなくていまだに朝一は白湯だよ」
「貧乏自慢なら負けないけどなぁ」
などと、ひとりで突っ込んだのでした(笑)
しかし、Yじいが小さい頃って70年前とかの話?
なんだか壮大なスケールだなぁw( ´~`)
そして翌日の夕方、Yじいから電話がかかってきました。
明らかに様子がおかしかったのです。
「おい、チャバさんやぁ」
「あのお茶な、今日、娘が来たんで飲ませたんだ」
「そうしたら、なんだか懐かしい味だというんだよ」
「一度も飲ませたことはないはずなんだ」
「おふくろは俺が小さい頃に亡くなっちゃったからね」
「でもな、やっぱりそうなんだ」
「おふくろがいつも入れてくれたお茶の味なんだよ」
「それでな、いつもその茶殻を畳にまいて掃除をしてたんだ」
「今の茶葉じゃ畳の目に詰まっちゃうだろ?」
「これなんだよ、この大ぶりの葉っぱが開くから掃除出来たんだなぁ」
「それに気づいたら、おふくろに会えた気がしてなぁ」
「たった一杯のお茶で、いろ~んなことを、思い出して...
「なんだかオレ、泣けて来ちゃって...
「娘の前でなぁ」
「おふくろが恋しくて泣いちゃったよ(笑)
「おかしなもんだよなぁ」
「まさかこの歳(77)になって...
「こんな記憶にもう一度...
「出会えるとは思いもしなかった...
「オレは幸せだよ」
「本当にありがとう!」
「電話せずにはいられんかったよ」
終始、涙声で熱く語ってくれました。
ボクも、嬉しくてもらい泣きさせてもらいました。
安物の番茶が紡いだ思い出の一煎。
Yじいにとって、とても価値のあるお茶になりました。
後で聞いたら7~10歳頃の記憶のようです。
歩んできた道がすべての記憶。
これを「美しい思い出」というのですね。
大切に重ねた記憶だけが甦る....
またひとつ勉強になりました。
今日のお話はここまでです。
あなたの今日がステキな一日でありますように!
チャバティ64でした。